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紅、呉藍(いずれもクレナイ)、末摘花(スエツムハナ)の古名もある。
末摘花は『源氏物語』にも登場する美しい名前である。
エジプト原産といわれる越年草。わが国には中国を経て入ってきた。
高さ1m前後で、夏に花を開く。見たところは刺だらけの黄色いアザミの花で、しぼむとやがて赤色に変わる。
古くから出羽の国(山形県)の特産とされ、延喜式のなかにもその名が見える。
最上川の川霧が漂い、朝露のいまだに乾かない内に、花の部分だけを摘みとり、染料のもとになる紅餅をつくる。
花後の冠毛は褐色。
種子から絞る油は高級食用油の紅花油。若い葉もサラダとして食べられる。
切り花やドライフラワーにも人気がある。